2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

続・続私的告白(学生時代篇)

もう随分とまえから、暮らしをささえる風の向きがかわっていたんだね。そんなことにもまったく気づけずに、なにぶん居心地がよすぎたからねそこは。どうやらすこし長く宿りすぎたみたい。特別な季節をいくつもめぐって今年もまた夏が過ぎていく。恥ずかしく…

日々

偶然よりももっと高い確率をもって天体の眼球を解消する

その他

[rakuten:book:11325856:detail] 魚喃キリコ短編集作者: 魚喃キリコ出版社/メーカー: 飛鳥新社発売日: 2003/02/21メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 25回この商品を含むブログ (75件) を見るこの季節になるとふっと思い出すもの。 夏の思い出。 今日はサ…

雑感

いつもなにかになりそこねてばかりいる。どの場所にもなかなかおちつけず、そのときそのときでいちばん気持ちの良い場所へ足を向ける。そうはいっても、生きている場所はどこもいつでも、驚くほどのはやさでとても愛おしいものになってしまうので、腰を下ろ…

その他

ある決断をくだすべきタイミングで完全に尻込みした。 こういった判断の迷いで引き下がることは人生でほとんどなかったのに。 直感に引きとめられた感じだ。生半可な態度を向けてちゃ到底挑める場所でもない。 とりかえしのつかないことにもなりかねない。そ…

日々

毎日の暮らしの中にある、僕やあなたの平々凡々な息づかいが、これまでとこれからの世界の記憶に働きかけるようなある種の豊かさに変わりゆくとき、愛はついに一つの時制を持つことになる。その一方で、そこにこそ未来があると思いこんでいた、語法をなくし…